The Cusum Test for Parameter Change in Regression Models with ARCH Errors
本稿は、ARCH誤差項をともなっている回帰モデルに関して、推定されたパラメーターから構造変化点を見つけ出す検定統計量の提案である。Lee、 Tokutsu and Maekawa(2003)では、GARCH(1、1)モデルでの検定統計量を導き出しているが、本論文は一般的な回帰モデルへの拡張である。本論文の分析結果からARCH誤差項をともなう一般的な回帰モデルにおいても、検定統計量は標準Brownian Bridgeに従うことが証明された。(共著者;S.Lee, K.Maekawa)
Journal of The Japan Statistical Society
Vol. 34 No.2