高等学校における実際のクライシスとクライシス・マネジメント能力に関する研究
高等学校で発生が想定される実際のクライシスを分類し、危機チャイ王には、事前と事後の対応だけでなく、警戒時の対応や長期的な対応という視点も重要であることを指摘している。危機対応マニュアルの必要性、作成・改善の手順を提案したものである。また、危機対応で最も重要な教師と生徒の能力をどのようにして育成するのかを明らかにした。危機対応のレベルとして、個人対応、学校対応、社会対応の三段階があることを示し、危機のレベルによって、その対応は大きく異なることを明らかにした。
広島経済大学研究論集
第33巻
第1号