非加法的確率測度である凸容量のための一般的な更新ルールG-updating ruleについて,選好関係アプローチにより公理化を行う.この更新ルール自体は,状態集合の順序つき3分割Gをパラメタとして,幾分複雑な形で表現される.事前と事後の選好に課される整合性の条件はcounterfactual actを通じて定義され,G-updating ruleを特徴付ける性質は,確実等価への依存を許容した整合性をbinary actのみに課すことである.これにより,整合的なcounterfactual actとして,最大・最小・確実等価の3つのアウトカムからなるtrinary actが代表元であることを示した.