戦略形ゲームにおける曖昧さ回避行動の分析
堀江真由美
本稿では,各プレイヤーが互いの行動選択に対して曖昧さ回避行動を呈する選好,特にGilboa and Schmeidler (1989)のマックスミン期待効用で表現されている場合の2×2戦略形ゲームを定義し,その均衡を分析する。各プレイヤーがもつ,相手プレイヤーの行動選択上の予想集合をパラメータ表示する場合において,主観的にもつ曖昧さの変化が均衡行動にどのように影響を及ぼすかを考察する。
経済研究論集
広島経済大学経済学会
第39巻
第1・2号