Efficiency in Finite Coalitional Bargaining Procedures
Mayumi Horie
有限の提携形成ゲームにおける,配分の効率性と平等性についての考察を行う.提携交渉ゲームのサブゲーム完全均衡において,全体提携が形成され,利得配分が各プレイヤーの限界貢献分に等しくなるような有限交渉ゲームが存在することを示している.更に,ショケー交渉解の枠組みを用いて,この均衡配分が平等回避的な解になっていることを明らかにし,配分の効率性と平等性についての問題点を検討している.
日本経営数学会
第31巻
第1号