スプリントにおける伸張反射プログラムが陸上競技選手のパフォーマンス向上に及ぼす有用性-異なるトレーニング環境が加速能力に与える影響について-
【当該業績の概要】本研究では,陸上競技部男子学生17名を被験者として,異条件下での伸張反射プログラム(SRP)による100m疾走パフォーマンス向上の獲得と,その有用性について検討した。結果として,下り坂で実施したSRPが0-30mにおいてピッチを高めるとともに,相反する関係でもあるストライドを効果的に獲得し,30-100mにおいても疾走能力に影響を与え有意に向上させることを示した。したがって,SRPを実施する上で異なるトレーニング環境として,下り坂が最も適していることを明らかにした。【本人執筆の概要】研究全般の調査・分析及び執筆を担当。 著者:松田亮,田村孝洋
広島経済大学研究論集
第43巻
1号