【当該業績の概要】
本研究の目的は,地域スポーツ発展のためアスリートによるパフォーマンス推移の分析から現状課題を明らかにし,サポート体制構築について考察することである(分析対象:男子100m走のランキングデータ(広島陸上競技協会;1955-2020年),年代や年齢を基に区分)。結果,タイムは1990年までは向上していたが1995年以降は停滞しており,ランキング構成年齢の中心は高校生から大学生に移行していた。推測できるパフォーマンス維持の年限は3~4年間と短いことが課題と言え,今後は社会人アスリートも競技を継続できるようなサポート体制の構築が必要だと考えられる。
【本人執筆の概要】
研究全般に関わる調査・分析及び執筆指導に携わった。
著者:田村孝用,松田亮