異条件下における伸張反射プログラムが陸上競技選手の走運動パフォーマンス向上に及ぼす有用性-9週間のトレーニング実施がピッチ・ストライドに与える効果についての比較検証―
【当該業績の概要】本研究は,筋の伸張反射を促し,反動動作によるバネの作用を有効に生かした身体の使い方を覚えるトレーニングとしてPTを使用し,異なるトレーニング条件としての平地,上り坂,下り坂で反動動作を伴うPTが疾走能力に及ぼす影響を比較検討することを目的とした。ストライドの獲得を狙う場合は,ピッチも効果的に高め,疾走記録も有意に短縮させることが可能なことから,下り坂でのPTが有効であることが明らかとなった。【本人執筆の概要】研究全般の調査・分析及び執筆を担当。 著者:松田亮,田村孝洋
広島経済大学研究論集
第38号第4号