【当該業績の概要】
ランニングにおける協調的動作である腕と脚の動作タイムについて変化を測定し,疾走速度を高める上で重要となる動作ポイントに対する知見を得ることを目的とした。大学陸上競技部・男子6名を対象とし 2条件にて50m走を実施した結果,(1)疾走速度の増大につれ接地時間短縮がみられた,(2)接地時間,接地以後の上腕の屈曲動作タイム,大腿の伸展動作タイムは有意な相関があった。以上により,短い接地時間を実現するためには接地以後の上腕動作タイムの短縮により大腿動作を制御することが改善ポイントだと考えられる。
【本人執筆の概要】
研究全般に関わる調査・分析及び執筆指導に携わった。
著者:田村孝洋,松田亮