VCのシンジケート投資がアンダープライシングに与える影響
本研究は、VCのシンジケート投資とIPO時のアンダープライシングの関係を検証するものである。シンジケート投資をVCが行うことにより、ベンチャー企業がIPOに至る過程での情報の非対称性が減少することで、アンダープライシングが小さくなることを実証的に確認した。そこでは、シンジケート投資を実施した回数よりも、一度でもシンジケート投資を行ったか否か、もしくは参加VCの数が多いほどその影響が大きいことが観察された。
日本ベンチャー学会 第15回全国大会、武蔵大学