経営理念の浸透促進機能に関する一考察 -成員のアイデンティティに着目して-
中小企業が、厳しい経営環境に適応しながら事業の継続を図るため、いかに経営理念の浸透を促進する中で組織メンバーの一貫した行動を喚起し、組織の一体感や現場のモチベーション高揚を図っているのかを検討した。 経営トップはもとより、組織において重要な連結ピンの役割を担うミドルが、経営理念の受容や具現化を図る中で知覚しているもの と考えられる、アイデンティティに着目した複数ケース・スタディを実施している。 その上で、中小企業の組織活性化につながる方策について、理念浸透の視角から検討した。
九州経済学会「第63回大会」 (於)大分大学 (発表要旨はなし)