当シンポジウムの報告企業経営者は、大学院在学中に起業後、積極的な海外進出に伴う資金調達等の多様な経営戦略を実践しているが、技術競争力を武器とした今後の事業拡大では、ゴーイング・コンサーンとしての根本的経営問題に直面するものと考えられる。
そこで討論者として、産学連携を創業の起点とする企業マネジメントのあり方について、産学連携のスキームを企業として最大限活用した業容拡大上のポイント、経営の根幹に係わる理念を基軸とした企業経営において、経営者に求められる役割・機能といった2つの観点から、創業経営者の見解を質した。