経営理念の浸透促進プロセス及び機能 -成員のアイデンティティに着目して-
本報告ではまず、中小企業を対象とした経営理念研究の必要性を主張する観点から、先行研究をレビューし、本研究の目的達成に向けて解明を図る余地のある研究領域を明示した。 その上で、組織成員(特に、経営トップやミドル)に求められている役割・機能を果たすための意思や行動といったミクロ的視覚から、複数ケース・スタディを実施している。 その結果から、中小企業における経営理念浸透の必要性・有効性や、具体的な浸透プロセス及び機能について、組織成員が知覚するアイデンティティに着目しながら分析・考察した。
広島経済大学経済学会「2014年度第3回研究集会」