大学計算センターのコンピュータハード及びソフトウェアを応用したリモートセンシングデータ解析システムの構成

【概要】米国と比較し、我が国の大学等研究教育諸機関に於いて、リモートセンシング技術の各学術分野での有用性の評価が明確でないことはもとより、センサー等の開発を含む全体的な学術的整合性・系統性に関して、少なからぬ不備な点があることが諸資料から示唆された。本研究では係る状況に鑑み、大学計算センターの諸機能・資源を利用するMOS-1,Landsat(MSS/TM),NOAA,航空機等のマルチスペクトルスキャナー（MSS)型ディジタルデータ解析のための汎用システムを構築した。さらに他の研究行政機関等との柔軟で開かれた交流のために、システムを構築するソースプログラムを公開した。
田中章司郎、小林正興、中根周歩

広島大学総合科学部紀要Ⅳ、Vol.13,pp.43-68(1988).