参与観察を通じた組織市民行動の事例研究
本稿は参与観察によって3つの組織における組織市民行動を比較し、考察した。本稿の示唆は以下のように示すことができる。第1に先行研究とは異なり、定性的な視座から組織市民行動を示したことである。第2に組織構造や職務がリジットになると組織市民行動の生起する余地が少なくなることである。最後に、組織成員は組織市民行動を行う理由を必ずしも考えていないことである。
『実践経営』
第55号