大学生のお金に対する禁忌感の意識調査:金融リテラシー・家庭環境との関係(査読付)
本稿は、大学生を対象としたアンケート調査より、お金に対する意識(お金に対する禁忌感・経済取引モラル)を定量化し、金融リテラシーへ及ぼす影響を検証した。その結果、お金への禁忌感が高い人は金融リテラシーが低いこと、両親の学歴が高いほどお金に対する禁忌感が弱いこと、祖父母の金融知識や投資経験は孫の金融リテラシーを高めること、幼少期のお金の管理法もお金に対する意識に影響を及ぼすことを確認した。
証券経済学会年報
第56号