銀行部門と地域の経済発展:金融深化と収束仮説(査読付)
過去50年の期間を対象に、日本の都道府県において金融深化仮説と収束仮説が成立するかどうかを検証した結果、始点を高度成長期にとった場合は両仮説とも支持されるが、低成長期を始点にとると両仮説の有意性や説明力が低下することを明らかにした。経済成長を左右すると考えられる変数を追加し頑健性を示し、さらに銀行パフォーマンスが経済成長に与える影響も検討している。
金融経済研究
第28号