“Utilization of Local Workers by Japanese Firms in Asia Expansions”
日本企業の海外子会社の社長に現地人が指名される例はまだまだ希少である。そこで、海外子会社の社長に現地人を登用した「をくだ屋技研」の事例を分析した。同社に群馬大学で技術を専攻したマレーシア人が入社した。入社以降、社員寮に住み込んだわけだが、その社員寮の前にある社長(当時)の家に週に何度も訪れ、社長との会話から「同社は何をする会社なのか、何を目指している会社なのか」ということを勉強していく。彼の成長を見た社長は、マレーシアに進出する際の子会社の社長にそのマレーシア人を指名した。Chapter 6 Section 3 (pp. 166~171)、(分担)
編著:稲田義久