長期にわたる低金利環境のなか、中古マンション投資がブームである。昭和60年代にはキャピタルゲインを期待する動きが顕在化したが、現在の投資ブームは長期的なキャッシュフローを期待するものであり、想定利回りの変動リスクがある。事業者側はリスク回避策として賃料保証システムを提案するが、事業者の保証能力の判断は難しい。消費者は不動産オーナーとしての基本的な知識が求められ、行政の制度対応も必要である。 (共同執筆者)岡本康昭、小池麻里、佐藤美奈子、永沢裕美子、根橋好美、持田和信(共同研究につき本人担当分抽出不可能)