『歓喜光 発掘歎異抄二』
『発掘歎異抄』の続編としての刊行。一話読み切りの形で百話を収録する。多くのテーマを扱っているが、特に中村元については中村元の著作が膨大であることから、そこから重要と思われる内容を抜き出した形で論じる。これまで中村元と浄土教の関係はあまり論じられてはこなかったが、実家が松江での浄土真宗での門徒であることや、旧暦での親鸞の命日が中村元の誕生日であることなど本人が意識していたと思われることに着目し浄土教との関係を論じた。
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