近年、企業のサステナビリティ経営が注目を集めている。SDGsやESG投資の広がりにより、企業はESG課題に取り組み、持続可能な成長を目指さなければならなくなった。サステナビリティ経営を成功させるためには、組織全体が目標を共有し行動を一致させる必要があり、サステナビリティ目標の設定や進捗管理、評価を可能にするマネジメント・コントロールが重要な役割を果たす。本稿では、先行研究における理論を踏まえつつ、日本企業のサステナビリティ経営におけるマネジメント・コントロール研究について文献レビューを行った。その結果、適切なサステナビリティ戦略を立案し実行する理論研究が中心となっており、その進捗状況を的確に把握し成果を示している事例研究は進んでおらず、サステナビリティ経営におけるマネジメント・コントロールの実態やメカニズムが解明されているとは言い難い。国内外の現状を把握し、その活用及び変化を探っていくことが課題である。