論文

基本情報

氏名 田辺 洋子
氏名(カナ) タナベ ヨウコ
氏名(英語) Yoko Tanabe
所属 広島経済大学 教養教育部会
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

題名

“Prelude”と“At the Bay”における Linda Burnell と「笑い」について

単著・共著の別

単著

著者

 

担当区分

 

概要

K.Mansfield の“Prelude”と“At the Bay”の二作品は制作年代に四年の隔たりはあるが、内容的には連続したものと見なすことができる。本論では両作品を通じて、作者の母をモデルにしたと思われるL.Burnell に焦点を置き、彼女の精神的成長を跡づけることを試みるが、その変化は彼女の「笑い」の質的変化に端的に現れているようだ。人生に対して冷笑的で幻想の世界へ逃避しがちだった彼女は、次第に囚われの身としての人間への共感に目覚める。そのような彼女の人生への肯定的な意識は“At the Bay”の最後で彼女が夫や子供に対して初めて見せる “smile”に如実に示されている。

発表雑誌等の名称

広島経済大学研究論集

出版者

 

第8巻

第3号

開始ページ

37

終了ページ

55

発行又は発表の年月

1985/12