論文

基本情報

氏名 田辺 洋子
氏名(カナ) タナベ ヨウコ
氏名(英語) Yoko Tanabe
所属 広島経済大学 教養教育部会
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

題名

Bleak House 論 -もう一つの‘romantic side of familiar things’-

単著・共著の別

単著

著者

 

担当区分

 

概要

Charles Dickens は Bleak House の Prefaceの中で「私は『荒涼館』では意図的に日常的な事柄のロマンティックな側面を取り上げた」と言っている。これは彼の芸術論であるばかりか、作中人物に様々な形で反映される物の見方の問題である。語り手であると同時に主人公でもある Esther Summerson は私生児という生い立ちに苦しみながらも、周囲の人々との共感や母の確認、 Allan Woodcourt  との恋愛を通して成長する。その成長は彼女の物の見方の変化に端的に現れている。 本論では、Esther が「日常的な事柄のロマンティックな側面」を捉える視線を獲得するに至る過程を追いながら、彼女の精神的成長の軌跡を明らかにすることを試みる。

発表雑誌等の名称

広島経済大学研究論集

出版者

 

第14巻

第1号

開始ページ

63

終了ページ

92

発行又は発表の年月

1991/06