司法審査と司法行動論
本稿では、アメリカにおける司法を取り巻く環境は、判決をなすにあたって裁判官や裁判所の「選好」に作用する「政治的」影響に満たされていることで、最終的には、裁判官は、「中立的」で「客観的」な判決を下しえていないことを主張するものである。最新の「経験的」研究を紹介しながら、これらを検討していくものである。
阪本昌成編畑博行古稀記念論文集『立憲主義の過去と未来』 有信堂