似島ドイツ兵俘虜と戦前の広島 ―俘虜製作品展覧会について― 単独 芸備地方史研究会シンポジウム 於広島大学東千田キャンパス
竹林栄治
これまで詳細が判明していなかった1919年(大正8年)3月に広島県物産陳列館(のちの原爆ドーム)で開催された、ドイツ兵俘虜による「俘虜製作品展覧会(似島独逸俘虜技術工芸品展覧会)」について報告する。とくに新史料の利用と既存史料の見直しによって当該展覧会の展示内容と出品物を具体的に明らかにした。その結果、俘虜が絵画・写真・食品・模型等の多様な作品を出品した点と ドイツ兵俘虜が有する様々な知識・技術の活用を企図していたことが判明した。