制度論アプローチと経済史-ドイツ経済史への適用の観点から-
本稿は、制度論的視点を取り入れた経済史の特徴とドイツ経済史への適用の可能性を考察する。まず、制度論の基本的枠組みを概観し、ついで、このアプローチがドイツでどのように受容されたかについて言及する。さらにドイツの鉄道建設を制度論的視点で分析したダンレイヴィの見解を紹介し、その問題点を指摘する。(15頁)
広島経済大学経済双書
第18冊