論文

基本情報

氏名 小笠原 礼以
氏名(カナ) オガサワラ レイ
氏名(英語) Rei Ogasawara
所属 広島経済大学 経済学部 経済
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

題名

2000年以降の東アジア通貨政策 -通貨バスケットか緩やかなドルペッグか-

単著・共著の別

単著

著者

 

担当区分

 

概要

本稿では2000年-2011年7月における東アジア諸国の通貨政策(為替相場政策)を分析した。これまでの多くの実証分析により、東アジア諸国ではドルペッグ崩壊後の1997年通貨危機以降もドルが最も重要な管理対象通貨として採用されると同時に、通貨バスケット構成は国、時期によって異なることが明らかにされた。中でも、通貨危機前とは異なる最も大きな変化として、各国通貨の対円連動性が著しく増大したことが注目された。しかし、本分析の結果、東アジア諸国の対円連動性は2000年後半の世界金融危機の中で、突如消滅したことが明らかとなった。円を含む東アジア諸国の通貨バスケット政策は、単一ドルペッグに代わる新しい通貨政策の基軸を意味したわけではなかった。

発表雑誌等の名称

『経済研究論集』 (広島経済大)

出版者

 

第34巻

第3号

開始ページ

73

終了ページ

91

発行又は発表の年月

2011/12