肯定と否定表現の違いが行為要求型表現の丁寧度に及ぼす影響
日本語の待遇表現の敬度を高める心理的・社会的要素は、韓国語についてもおおむね当てはめることができよう。特に、意向を尋ねる形をとって頼む場合、場面や心理的諸要因、そして主観的判断が強く影響する場合があるようにも思われる。そこで本研究では、意向を尋ねる形をとって頼む場合に用いる表現の丁寧度について、決定木分析を用いて日韓両言語の定量化を行い、肯定と否定表現の違いが丁寧度に及ぼす影響を実証的に検討した。林炫情・玉岡賀津雄・宮岡弥生
韓国日本学会第74回国際学術大会(建国大学校、ソウル).