音声提示された正順・かき混ぜ語順の単文理解が長文の聴解に及ぼす影響
本研究は、中国語を母語とする92 名の日本語学習者に聴解テストを課して、能力別に上位・中位・下位の各16名の三つのグループ(合計48名)に分けた。そして、48名の日本語学習者に対して正順およびかき混ぜ語順の単文を音声提示して理解力を測定し、長文の聴解に及ぼす影響を検討した。その結果、音声提示した正順およびかき混ぜ語順の単文の適切な理解が、長文の聴解を促進する一つの要因であることがわかった。玉岡賀津雄・宮岡弥生・邱學瑾
2007年度日本語教育学会春季大会(桜美林大学)