論文

基本情報

氏名 宮岡 弥生
氏名(カナ) ミヤオカ ヤヨイ
氏名(英語) Yayoi Miyaoka
所属 広島経済大学 教養教育部会
職名 教授
researchmap研究者コード 5000010728
researchmap機関 広島経済大学

題名

The effects of phrase-length order and scrambling in the processing of visually-presented Japanese sentences

単著・共著の別

共著

著者

 

担当区分

 

概要

句の長さと語順のかき混ぜが日本文の認知処理にどのように影響するかを検討した。英語では、短い句が先に来て、長い句が後にくる'short-before-long'が好まれるとされている。しかし、日本語ではこれが逆になり、長い句が先に来る'long-before-short'が好まれるといわれている。また、日本語では名詞句の入れ換えが自由で、かき混ぜ文を容易につくることができる。本研究では、句の長・短と正順・かき混ぜ文の2つの変数について、文の処理の時間と誤答率を分析した。その結果、文処理時間には両変数ともに影響が見られなかったが、誤答率については、目的語の句が文頭にくる場合の方が、主語の句が文頭にくる場合よりも誤答が多かった。目的語の句が文頭にくる場合には、主語と動詞の関係だけでは正誤判断ができないので、もう一つ上位の構造で判断する必要があり、誤答が多くなると考えられる。反応時間に差がないことから、文構造としては、主語および目的語の句のいずれかが文頭にくる場合がもともと準備されているとする立場を支持した。Tamaoka, K., Sakai, H., Kawahara, J., & Miyaoka, Y.
共同研究につき本人担当部分抽出不可能

発表雑誌等の名称

Journal of Psycholinguistic Research (Kluwer Academic /Plenum Publishing Corporation, the Netherlands)

出版者

 

Vol.32

 

開始ページ

431

終了ページ

455

発行又は発表の年月

2003/07