国語科作文教育における中学生の自己認識力の発達に関する基礎的研究
書くことによる中学生の自己認識力の発達について、文種(創作文と意見文)の違いと自己認識の関係を明らかにするために、一人称主語で書かれた再現的文章(生活文)のテキストを、一人称主語を用いないで創作文と意見文にそれぞれ書き換えさせた。もとのテキスト文中の「わたし」を、虚構による表現と論理による表現の違いを区別して対象化しようとする姿勢を見ることができた。
2007年度 奨励研究 課題番号19902007