説明文教材研究の試み -論理をどうとらえるかー
説明文教材の授業で育成する論理的認識の内容を明らかにすることを目標に、教材文「ひろがる砂漠(中2)」を用いて、先行研究を吟味しながら説明文教材の研究の一方途を示した。説明文における論理を、ことがらと言葉(表現)の接点と措定して本教材の特徴を考察した。その結果、本教材では砂漠化の要因について、自然的要因よりも人的要因が著しく強調されている文章であることを明らかにするとともに、文章の論理の分析はやがて筆者の論理的認識の分析に向かうことを示した。 <分担> 森田信義 木本一成 pp.53-64を担当
「広島大学教育実践研究センター紀要」 第3号 (広島大学学校教育学部付属教育実践研究指導センター)