国語科総合単元づくりのための教材開発と指導法に関する基礎的研究(Ⅲ) -言葉をとおして他者と向き合いかかわり合う国語科の授業-
小6と中3の児童生徒を対象に、説明文の読みの学習に他者概念を取り入れることの意義とその可能性について明らかにしようとした。小6では具体的な他者を設定し直接的な交流を想定して実践を行い、中3では架空の他者を想定した授業を行った。その結果、小6では読みの変容が大きいのに対して、中3では曖昧で慎重で内省的な読みが促されるという特徴が見られた。 <分担> 山元隆春・佐々木勇・杉川千草・加藤秀雄・居川あゆ子・木本一成 pp.425-426,428-431を担当。
「学部・付属学校共同研究紀要」 第35号 (広島大学学部・付属学校共同研究機構)