小・中学校で単元学習を系統的に進めていくための問題点や課題について基礎的な情報を得ることを目的に、中学校で行っている単元学習を取り上げ、その特徴と問題点を考察した。他者理解をテーマに、「話す・聞く」「読む(小説)」「読む(評論)」「書く」の4教材で構成した単元学習を展開した。観察した小・中教員からは、知識や技能の面が偏重されていること、学習者の意欲喚起が難しいこと、他教科との関連が図りにくいこと、教材のレベルによって個人差が拡大することなどの課題が出された。
<分担> 山本隆春・杉川千草・北方和彦・浜田一路・木本一成 pp.37-44を担当。