小・中国語科における基礎・基本指導と総合単元づくりとのかかわりに関する研究(Ⅲ) -創作文を中心とした単元学習 「少年を見つめて」(中1)の実践をとおして-
小学校のファンタジー作文からの発展として中学校の創作文教材を新たに開発するための試験的授業を試みた。①小説の読みから書く学習への展開、②体験のフィクション化、③語り手意識の喚起を手がかりに授業を行った。①について表現技能の転移は書く内容に従属するという点で極めて難しい、②については身近でないほうがかえって書きやすい、③についてはさらに本格的な調査が必要であることを示した。 <分担> 山本隆春・佐々木勇・杉川千草・中山貴司・浜田一路・木本一成 pp.79-86を担当。
「学部・付属学校共同研究紀要」 第31号 (広島大学学部・付属学校共同研究機構)