ことばに注目した授業実践例集
・「ぬすびと面」では「うむと気張って」の使われ方の違いを軸に主人公の発見を整理させて読解を深めた。「苛政猛於虎也」では「聞」ではなく「聴」が使われていることから孔子の態度を読み取らせ、「識之」を掘り下げた。「秋風引」では各句の動詞に注目させ、それが「聞」耳に入った旅人の状況と心情を考えさせた。「囊中の錐」では「嚢中」の比喩の違いを考えさせ、恥でも辱でもない「羞」の働きから駆け引きを読み取らせた。 共著者:岡本惠子、朝倉孝之、三根直美
『国語科研究紀要』
第40号