新学習指導要領に向けての授業実践1 :近現代の文学作品を入り口にした親しみやすい漢詩・漢文の学習
・文脈の中で活きた漢字漢語に接する機会を失った現代の日本語は、活きた言葉としての働きや厚みをも失いつつあるのではないか。指導要領は古典重視に舵を切った。今求められる漢詩・漢文の学習とはどのようなものか。その入り口に近現代の文学作品を位置づけることで、生徒自身に連なる漢詩・漢文の世界を感得させたいと考え、課題の整理と、具体的にどのように作品を結ぶかという方向性を模索した。 共著者名:岡本惠子、富永一登、小川恒男、朝倉孝之
『広島大学学部・附属共同研究紀要』
第37号