新学習指導要領に向けての授業実践2:近現代の文学作品を入り口にした親しみやすい漢詩・漢文の学習
・実施可能な具体的な授業構想に取り組んだ。留意点は、教科書教材またはそれと関わりのある作品を選ぶこと、国語の学習として位置づけられるだけの内容と表現を有すること、暗唱可能な分量であること、である。これらをふまえて葉山嘉樹「セメント樽の中の手紙」と杜甫「石壕吏」、八木重吉「陽二よ」と陶潜「責子」の授業提案を行うとともに、現代文学と漢文との豊かな関わりを提示することでさらなる学習の可能性を示した。 共著者名:岡本惠子、富永一登、小川恒男、朝倉孝之、増田知子
『広島大学学部・附属共同研究紀要』
第38号