確かな学力の形成-国語科基本教材の授業アプローチの方法 (3) 『史記』(司馬遷)の場合
・高校古典(漢文)の基本教材である司馬遷『史記』を取り上げた。今日的価値を明らかにした後、「鴻門之会」に絞って実践を行った。全体での読解前に、当該部分を生徒に独力で読み解かせ、授業の前後に人物・表現・場面の3点に関してアンケートをとり、分析し、アンケートから導かれたことを土台に効果的なアプローチの方法を提案した。学習者が『史記』の叙述の何に着目し、どのように評価したのかを踏まえたものである。 共著者名:岡本惠子、吉田裕久、山元隆春、朝倉孝之、黒瀬直美、新治功、西原利典、増田知子、三根直美
『広島大学学部・附属共同研究紀要』
第39号