新学習指導要領に向けての授業実践3:近現代の文学作品を入り口にした親しみやすい漢詩・漢文の学習
・王維「九月九日憶山東兄弟」詩はさだまさしの「案山子」を重ねて一挙に身近な作品となった。岑参「磧中作」詩は大岡昇平「野火」との出会いで、生きることについて深く考えさせることができた。こうした授業実践による検証の他渡辺淳一の「孤舟」や、綾香の「三日月」と杜甫「月夜」詩との比較等、近現代の作品を入り口にした授業のさらなる可能性を示すことができた。 共著者名:岡本惠子、富永一登、佐藤大志、朝倉孝之、増田知子
『広島大学学部・附属共同研究紀要』
第39号