新学習指導要領の下での授業実践1:「想像力」を育てる漢詩・漢文の学習
・新学習指導要領では、中・高ともに「想像力」が新たに加わる一方、古典重視の姿勢が明らかになった。そこでまず「想像力」を問い直すとともに、具体的な作品を通じてその可能性を模索したものである。普遍的内容を持ち、心情的側面と論理的側面を持つ漢詩・漢文教材は、表意文字である漢字の有機的なつながりを読み解くことで、思考に基づいた豊かな「想像力」を育むことができるという独自の価値を持つことを明らかにした。 共著者名:岡本惠子、富永一登、小川恒男、佐藤大志、朝倉孝之、増田知子
『広島大学学部・附属共同研究紀要』
第40号