現代に生きる中・高校生のための日本漢詩・日本漢文の教材化 (3)
・日本漢詩教材化の目的を、次の2点とした。第1に、日本漢詩は中国文化の亜流ではなく、日本独自の文化であったと知らせること。第2に、効率重視の現代において疎かにされている国語力育成に資すること。これを踏まえて、新たに夏目漱石「無題」、土屋久泰「原爆行」を教材化し、それぞれの観点を明らかにした。また、指導案を作成し、「国語」に新たな視座を与える日本漢詩の教材化の可能性を明らかにした。 共著者名:岡本惠子、富永一登、朝倉孝之、佐藤利行
『広島大学学部・附属共同研究紀要』
第36号