坂口正彦著『近現代日本の村と政策』(日本経済評論社、2014年
表記の坂口本について、その概要を整理した上で、評価点を示した。すなわち、参照されている史資料の豊富さがデータの頑健さにつながり、手堅い実証研究として結実していること、研究対象を政策をうまく実行した村と、実行できなかった村を対比させている点が議論の明晰さを裏付けているとした。
史学研究
第289号