研究発表:歪な星条旗の上で-Sam Shepard劇に見るアメリカ
本研究発表は、サム・シェパードのStates of Shockと The God of Hellについて論じたものである。まずは前者 の色彩表現を用いたシンボリズム的舞台構成に着目し、 本作がアメリカ的愛国心を内破させるメディアであるこ とを検証。また後者では、作品のライトモチーフである プルトニウムに注目した分析を試み、アメリカ的愛国心 構成のメカニズムとその暴走性が明らかになった。
日本アメリカ文学会 第55回全国大会