研究発表発表:黒い創世記の語り部―August Wilsonの芸術と創造性
本研究発表は、アフリカ系アメリカ人劇作家オーガスト・ウィルソンのピッツバーグ・サイクルの解釈を通して、ウィルソンの芸術と創造性について分析を試みたものである。その結果、歴史/文化を重要視するウィルソンの芸術観は黒人芸術運動の理念、また文化帝国主義の理念を脱構築するものであることが明らかとなり、アフリカ系アメリカ人によるアメリカの芸術様式が存在する可能性が立ち現れてきた。
日本アメリカ文学会 第57回全国大会