ボランティアによる児童養護施設の男子入所児に対する野球という関与
児童養護施設の男子入所児に対して、野球というボランティア活動を通して関わった15年の経過を事例としてまとめた。本ボランティア活動が15年という長期間にわたって継続している理由は、常に新しく出てきたニーズにボランティアが応えることにより、さらならニーズが引き出されてきた。そうした経過により、男子入所児とボランティアとの間の相互作用が多くなった。さらに本活動が、施設を卒業した元入所児と児童養護施設を繋ぐ役割をすることになった。
日本学校メンタルヘルス
第21巻
第1号