解離とその心理療法
心理療法の過程で解離的な症状が明らかになったクライアントに対して、どのような配慮がなされるべきかを3事例を通して検討した。まず解離という現象が生じていることに気づき、解離した状態に橋を築くことが重要である。その後、解離した状態を抱え、最後に解離を生かす(活かす)ことが治療につながると考察した。
精神療法
第35巻
第2号